XBMCというXBox用のメディアセンターソフトウェアが Macに移植されました。写真入りのレビュー記事はこちらとこちら。

最初は FrontRowと比べると UIがごちゃごちゃして使いづらそうと思ったけど、使ってみると簡単でした。ボタンの少ない AppleRemoteでも操作できるくらいシンプルです。(ただ、設定項目はたくさんあって悩むけど)

AppleRemoteを使う場合は、RemoteBuddyでカスタマイズしておくといいです。

  • メニューボタンに キー'C' (コンテキストメニュー)を割り当て。選択したフォルダ上でこのキーを押すと、連続再生やキューへの追加などの便利な機能を利用できるようになります。
  • Playボタン長押しにキー'S' (Stop) を割り当て。

日本語化するにはこちらを参照。ちょっと面倒だけど、主なメニュー項目を日本語化できるだけでなく、名前に日本語を使ったファイルも表示できるようになります。

2,3日使ってみて感じた FrontRow と XBMCの比較です。

XBMC+

  • 対応している動画形式が多い。FrontRowは QuickTimeベース、XBMCは MPlayerベースです。QuickTimeも Perianなどのプラグインをインストールすれば再生できるフォーマットが増えるけど、自分が持っている動画だと QuickTimeで再生できないものでも MPlayerであれば再生できるものがありました。(その逆は今のところない。)
  • 多機能。動画や音楽の一括再生、ファイルの表示順序の切り替え、キュー管理、RSSフィードなどの機能があります。キュー管理などまではいらないけど、一括再生や表示順序は FrontRowにも欲しい機能です。
  • 拡張性が高い。FrontRowも BackRowなどを使って拡張できるけど 公式なSDKではないし、敷居が高いです。XBMCは Pythonでの拡張がサポートされているそうでテトリスなどを動かすこともできるらしい。(Mac用バージョンだとまだまともに動かないけど)

FrontRow+

  • 安定している。XBMCは正式リリース前のためか、たまに落ちます。
  • iTunesと連携できる。XBMCは iTunesのプレイリストを再生といった機能までは備えていないようです。

それにしても、元は XBox向けのソフトウェアが Mac mini上で動作しているのは不思議な感じ。