Jailbreak不要で iPhoneアプリを起動できるランチャー

インストールした iPhoneアプリの数が増えてくると探すのが大変です。Jailbreak環境では便利なアプリランチャーがあるそうなのですが、通常の環境では iPhone SDKでは規約上、ランチャーがありません。ここでは、Webアプリで iPhoneアプリを起動可能なランチャーを作成してみます。


・ランチャーの作成には HTMLの知識が必要です。
・起動できるアプリはカスタムURLスキーマを定義したアプリのみです。
・httpから始まる通常のURLを起動することもできます。


1. 以下の HTMLファイルをダウンロードします。
http://www.mediafire.com/?1griynmjgzy


2. HTML ファイルを編集します。
デフォルトで domo Todo+ や Maps、YouTubeなどのアプリや、Gmailなどの URLが登録されています。HTMLの li 要素としてリンク一覧が定義してあります。用途に合わせてアプリや URLを編集してください。

<li><a href="domotodo:">domo Todo+</a></li>
<li><a href="maps:">Maps</a></li>

注意:すべてのiPhoneアプリがカスタムスキーマをサポートしているわけではありません。どのようなスキーマがあるかは以下のサイトを参照してください。
http://philvy.blog76.fc2.com/blog-entry-20.html
http://d.matu.biz/0204
http://applookup.com/


3. HTMLファイルをブラウザで読み込みます。
※今回は MacSafariで動作を確認しました。

 正常に動作すれば、ブラウザのアドレスバーに、"data:text/html"で始まる文字列が入力されています。この文字列をiPhoneにコピーします。コピーするには、Pastebotによるコピー&ペースト、メールで送信、Safariのブックマークとして文字列を登録するなどのやり方があります。


4. iPhoneSafariで "data:text/html"で始まる文字列をロードします。
 文字列としてコピーした場合は Safariのアドレスバーにペーストします。Safariブックマークとして登録した場合は、登録したブックマークを選択します。


5. 以下のようなランチャー画面が表示されます。

 ランチャー画面を Safariの「ホーム画面に追加」機能で WebClipとして登録しておくと便利です。項目を選択すると対象のアプリや URLを起動します。


ランチャーは iPhone上で編集可能です。ランチャー画面の下部のテキストエリアで HTMLを編集できます。編集後、最下部の Rewrite URLボタンを押すと、ランチャー画面を更新します。更新後、WebClipを再作成してください。


iLauncher は Memo Scriptをもとにして作成しています。
CSSUniversal iPhone UI Kit を利用しています。